木造住宅地にある旗竿敷地で中二階建て個人住宅の「寸法」を主題とした建築を考える。
天井高さ3.4m、1.82mの列柱空間にスラブが挿入され天井の低いスペースは1.2m、個室は2.2mという構成となっている。4人掛けダイニングと掃出し窓の縁側スペースとの関係性、座位高さの畳スペースと大きな空間となるLDKとの連続性など、柱により分けられたスペースがひしめき合って混じり合う。スペースが干渉し合うことで個性的な空間の広がりと暮らしの賑やかさが現れる。限界まで削ぎ落とした木の90角無垢柱の構造体による簡素で力強い空間を表現したいことから、構想の早い段階から特にキッチンはサンワカンパニーの製品と決めていた。

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無機質でシンプルな住宅を望まれていた施主様。
モルタルやステンレスなどの素材をメインにまとめ、低く抑えた天井と吹き抜け空間のバランスを取りコンパクトな住宅ながら伸びやかな空間にまとめました。

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2つの川に挟まれ、山を背に、東を見れば山邑邸、西を見れば滴翠美術館。建築家にとって、またとない条件が揃った計画地である。更に北側以外の三方は全て道路に面している為、川辺の風通しが良いという条件を活かし、家の三方全てを、中間領域を挟んだ２重の引戸で開閉することで自然風を取り込んでいる。この２重の引戸の１つはガラス戸、１つは網入格子戸になっており、風と視線のコントロールを担っている。更に３方に開放された外周部に植栽をすることで、既存樹と繋がるグリーントンネルが出来たり、目隠しになったりと、それらの緑は面によって機能と景観という２つの役割を果たす。

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夫婦と2匹のミニチュアダックスフントのための建物。
住居に加え、彼らの仕事場であるヘアサロン、そして、数台のバイクの保管場所とその整備スペース（ホビールーム）も求められた。
この性格の異なる3つのスペースをL型の変形敷地におさめつつ、生活に彩りと変化を与える中庭、光庭、テラスを配置している。
外観は店舗としての「顔」を意識し、大きな塊から鋭角を伴った形状を欠き取るように開口部を設けて生活感が表出することを避けた。
うねりながら上方に伸びる屋根は内部において視線を空へと導くだけではなく、光庭へと風を呼び込む効果ももたらしている。

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大阪・吹田市に位置する団地の４タイプ１０住戸の改修プロジェクトである。
既存の間仕切りを解体し、「シマ」と呼ばれる家具でも空間でもある場を設置した。
この「シマ」は、空間を緩やかに分節し、人の居場所となり、モノを所蔵・展示することができる。 また、「シマ」の配置や数を変えることで４つの特徴を持つ住戸をつくっている。
千里ニュータウンの開発当時と比べ、私たちの生活は多様化している。このプロジェクトでは、「シマ」によって住まい手が空間に自在に介入する余地を残している。住まい手は自在にモノを配置し、自分なりの使い方を発見する。
この小さな住戸には「住まい手らしさ」に溢れる、豊かな生活の風景が生まれるであろう。

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ストリートスポーツとして認知が広がっている「パルクール」専門スタジオと、それに併設する高校卒業資格取得可能な寮を作るため、倉庫となっていたビルの二階をリノベーションした。パルクールは、街中の建物の壁や屋上を利用して行うスポーツのため、外部を意識したハードな素材をスタジオ内に持ちこみ、あえて倉庫だったころのままの仕上げに手を加えない部分を残すようなデザインとした。それに併設する寮にもスタジオのコンセプトをそのまま用い、倉庫の表情にノスタルジックな印象を付加することで年月によるダメージを帯びた建物に対して新しい素材を調和させることでストリートカルチャーへのリスペクトを含んだフロアとした。

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• ・リフォーム/リノベーション