この建築は、東京練馬区にある34坪ほどの路地状敷地に建つ家族4人のための住宅である。
路地状敷地は特に四方に余白なく隣家が迫り、採光とプライバシーの両立がとても難しい。
そのような敷地条件でも、安心して明るく伸びやかに暮らすことができる住宅を目指した。
路地状敷地にある住宅の中心に、路地を引き込むようなスリットを設けることにより、街なかで過ごすような多様性に富んだ光や風の流れ、広がりや距離、居場所や気配、シークエンスの変化が生まれた。

福岡市中央区赤坂｢ふくろうの森｣、都心の小高い丘に佇むマンションの一室をリノベーション。
緑に囲まれた周辺環境に調和する、ホスピタリティ溢れる空間をデザインした。
木のやさしさとタイルの上質感で構成する箱の中にガラス建具･照明アレンジメントをレイアウト。
癒しの空間に非日常を加えて、今より眺めの良い毎日を。

家の内側（インテリア）と外側（アウテリア）をやわらかく馴染ませるために、ダイニングの窓から繋がるウッドデッキを建物を囲むように取り入れました。外と中が一体になることによって生まれる生活は、住まう人にどのように影響し、生活を豊かにするのでしょうか。
そんなシーンを切り取った動画です。

既存ガレージを倉庫として残しつつ、高低差のある丘台の敷地に
スキップフロア構成で夜は光に浮かび上がるウッドデッキ越しに夜景を眺めるLDKをもつ住宅をつくる
サンワカンパニーのプロダクトが映えるシンプルな空間を目指して
クライアントと研鑽し削ぎ落とした緊張感を残しつつ、自分らしい暮らしの跡も漂わせたい
全ての想いと考えたことを
シンプルに整理してかたちにするのはとても楽しかった

町工場コンバージョン建築（代々受け継がれる建物へ）
そもそものはじまりはオーナー様が20年近く前に営んでいた会社の工場倉庫の外壁と屋根のリフォームをしなければ…でした。そこにお孫様の犬を飼いたい！けど飼える場所が無い。ならば倉庫をリノベーションしてようと始まりました。倉庫の使い方をしっかりと議論し、図面だけではなく3Dパースによるイメージ化で計画内容が固まっていきました。重量鉄骨の見せ方や光の入れ方、照明計画に加え細かなディテールにも相当工夫をしました。性能面においても断熱材の入れ方や２階床の防振性向上などにも工夫を末永くご家族皆様が楽しめる空間が出来たのではと感じます。

シンガポールで最も古く小さい公共住宅を舞台とした挑戦的なプロジェクト。狙いは"シンプルな間取りや建材で、古き良き時代の魅力を再現することでした。狭かった間取りを広いスペースとして作り直し、部屋がスッキリと見える建材を活用して魅力的なデザインを実現しました。
30年も隠れていた物件の魅力を再評価し、過去の思い出として欠けた柱など一部は当時のまま残しました。
反対に、壁は機能的に移動可能なパネルに置き換えられています。
色調はシンプルで落ち着いたトーンを用い、一つの空間として部屋を見せています。

極小の物件の中で、新旧の文化が混在するシンガポールらしい魅力を最大限詰め込んでいます。

体と心に優しいお弁当やレトルト食品を製造している工場のリノベーションプロジェクトです。
コロナ禍により事業の中心であったお弁当の販売数が落ち込み、これまでと違った事業展開を行うために、製造工場の2階をキッチンスタジオにリノベーションしました。
ここでは自社の商品の美味しい食べ方や調理方法を実践して伝えたり、パーティー等を開催し食を通じた交流が行われたりしています。
1階の製造工場でも多く使われているステンレス製の厨房機器とも相性が良く、家庭に設置可能なグラッド45を採用しました。
鉄骨造の工場の無機質な雰囲気ととても良く調和し、建物の外からも雰囲気の良さが滲み出しています。

これは川を望む立地に建つ築50年のマンションの全面改修である。
共用部として動かせないPSが中心にあり、許容すべき存在をどうにか生かせないかと考えU型の家とした。
東側のIの部分に居室3ブースをワンルームに配置し、連続するテラスに露天風呂を配置した。
南側のーの部分には川からの風と光が燦々と注がれるようLDKを配置し、テラスの植栽を介し川から心地良い光と風が入り込む計画とした。
西側のIの部分には洗面室、バスルーム、サウナと水廻りとした。
既存のマテリアルが持つ可能性を引き出し、新たにシンプルな平面構成と素材本来の要素を生かす仕上とした。
自然環境と室内外が曖昧な連続性を保つU型の家となった。