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猫の専門家に聞く!猫のためのフローリング《NEKOFLOOR》

こんにちは!広報の松本です。

突然ですが皆さん、今日、8月8日は何の日かご存知ですか?
8月8日は、世界猫の日なんです。

この世界猫の日にサンワカンパニーは猫共生住宅向けフローリング《NEKOFLOORヒノキ》を発売しました!この商品は、“キャット・ファースト”をコンセプトに、猫の健康をデザインする株式会社RINNとコラボレーションし誕生したものです。

↑《NEKOFLOORヒノキ》節なし

 

そこで今回は、RINNの代表取締役社長で、猫の専門家でもある梁原正寛(りょうはらまさひろ)さんにお話を伺いました。猫のことを一日中考えているという梁原さんならではの視点で、猫の生態、猫とのくらしについてお話いただきました!

↑株式会社RINN 代表取締役社長 梁原正寛さん

―最近、猫の人気がぐんと高まっているようですが、どういった背景があるのでしょうか?
 

近年、インスタグラムを始めとしたSNSの普及で、猫とのくらしがたくさん発信されるようになりました。これを見た人たちが猫とくらす魅力に気付き始め、一気に猫ブームがやってきたように思います。特に増えたのは、都市部への人口流出により、一人暮らしをしている女性が猫と暮らすケース。世帯人数が減少傾向にあり、猫が家にいるだけで、本当に癒しになると思います。また猫は犬と違う点では、散歩に連れていく必要がないので、子育てが一段落した方が猫と一緒に暮らすケースも増えています。こうした最近の猫ブームで特徴的なのが、猫を完全室内飼育しているということ。昔は屋外で飼育することが多かったのですが、都会での飼育が増えたこともあり、今ではおよそ7割以上が完全室内飼育になっています。

 

 

―猫の飼い方が昔と変わってきているんですね。飼い主の意識にも変化はあるのでしょうか?

 

かなり変化していると思います。私も含め、猫をペットではなく、かけがえのない家族として愛情を注ぐ方が増えています。室内飼いが増えたことで、猫の寿命が延びました。屋外の場合、怪我や病気に感染するリスクが高くなるので。20年ほど前の猫の平均寿命は約8才だったのに対し、今では16才くらいになっていて、飛躍的に延びました。7歳以上の高齢猫は44.7%と、猫も高齢化しているというわけです。そんな中で、猫と暮らす私たち家族の一番の願いは、やはり猫が健康で長生きすること。これに尽きます。ですので、健康寿命を延ばせるような猫とのくらし方を考えていく必要があると思います。

 

 

―梁原さんは、こうした猫とのくらしの変化をサポートされているんですね。

 

私たちRINNは、「キャット・ファースト」というスローガンを掲げ、世界中の猫から必要とされる会社を目指しています。猫を家族と考える人が増える中で、猫の健康、長生き、幸せが、私たちの幸せに繋がるため、両者にとって豊かなくらしをデザインしていきたいと考えています。猫目線でくらしを考えると、改善するべきとことがたくさんあるので、とてもやりがいがあります。世界中の猫に、「RINNがいなくなったら困るニャー」と言われたいですね。

↑猫の話をする梁原さん、とっても楽しそう。


―「キャット・ファースト」で考えて、猫とくらす上でのポイントはどのようなところでしょうか?

 

犬は平面的な広さが必要ですが、猫って平面的な広さは重要ではありません。大切なのは、立体的な空間。というのも猫の祖先はリビアヤマネコという種で、砂漠で生活していました。木登りが得意で、常に獲物を探す、まさにハンター。その名残で、猫は高い所に登る習性があるため、運動不足にならないように、部屋の中でも上下運動ができるようにしてあげることが重要です。

よくあるのはキャットタワーですよね。その他にも本棚を猫が登れるようにしてあげるなど、猫が高いところに登れる工夫は、皆さんよくされていると思います。

ただ猫目線で考えるなら、実はこれだけでは不十分です。

 

 

―高いところが好きな猫のためにキャットタワーを設置することで、猫は満足してくれそうですが、何が足りないのでしょう?

 

高いところに登った後、猫は床にドスンと飛び降りますよね?砂漠なら地面は、砂ですが、部屋の床は一般的には固いです。さらに、滑りやすいフローリングだったりすると、怪我のリスクも高くなります。最初にお話したように、猫も高齢化しているので、身体をいたわってあげることはとても大切です。そこで、足腰の負担も配慮されたフローリングが必要になります。

キズが付きにくく、お手入れがしやすいペット用フローリングというものをよく見かけますが、これは人間の目線しか入っていませんよね。またペット用とひとくくりにされがちですが、猫と犬では必要な機能が異なります。例えば犬は爪を出して歩きますが、猫は肉球で歩くので、滑らないことが大切になります。

こうした背景を受けて、キャット・ファーストで考えたフローリングをサンワカンパニーさんと開発することになったんです。

↑猫の生態を知り尽くしている梁原さんのお話、とても納得させられます。


―では今回発売した《NEKOFLOORヒノキ》は、猫の目線で考え抜かれたフローリングなんですね。

 

そうですね。ヒノキはやわらかい上に滑りにくく、消臭効果もあるので、トイレの周辺に敷くのも良いと思います。またこのフローリングは、溝を浅くしているので、猫が吐いてしまっても汚れがたまりにくくなっています。猫の嗅覚は人間の20~30万倍もあるため、少しの汚れでも臭いが気になって、溝をガリガリ掘ってしまうということがあります。床はできる限り清潔に保ってあげたいですね。

もちろん、自然塗装のパイオニアとして有名なドイツ老舗ブランド・リボス社の塗料を採用し、猫が舐めても安心・安全なオイル塗装を施しています。

↑《NEKOFLOORヒノキ》節なし


―まさに「キャット・ファースト」なフローリング!デザイン性も高いですよね。

 

デザインは天然の木目を引き立てる仕上げで、ナチュラルな空間をつくることができます。節なし・節ありの2タイプあるので、空間のイメージに合う方をお選びいただくと良いと思います。

↑《NEKOFLOORヒノキ》節あり


このフローリングの上に佇む猫、本当に気持ち良さそうでかわいいんですよ。

今後もサンワカンパニーさんと一緒に、猫も人も心地良い空間を実現できる商品を考えていきたいと思っています!

 

―梁原さん、ありがとうございました!

今後もサンワカンパニーでは、犬や猫といったペットとくらす方の生活も豊かにできるような商品をご提供していきたいと考えています。
ぜひお楽しみに!

今回ご紹介した《NEKOFLOORヒノキ》の詳細は、こちらをご覧ください。

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