こんにちは、広報の松本です。
今年度の新卒社員7名が入社して、1カ月が経ちました。彼らは今、主要部署の業務を体験するOJT研修の真最中です。
そんな中、先月末に初めて、暮らしに関わる5社(平安伸銅工業株式会社さま、長谷川工業株式会社さま、株式会社大都さま、木村石鹸工業株式会社さま、サンワカンパニー)で合同の新卒研修を実施しました。
↑(左奥から)平安伸銅工業・竹内社長、サンワカンパニー・山根、大都・山田社長、そのほか5社の新卒社員と人事担当
この試みのいちばん大きな目的は、「同期」を増やすことでした。
というのも、どの企業も今年の新卒社員が1~7名と、社内の同期が少ないのです。
同期は、良き相談相手にも競争相手にもなる非常に貴重な存在です。
私自身は新卒2年目なのですが、今でも同期の存在はとても心強く、かけがえのないものだと感じています。
そんな同期を少しでも増やしてあげたいというのは、平安伸銅工業 竹内社長と、弊社社長 山根の強い意向でもありました。
また社外の新卒と関わることで、視野を広げるということも狙いの一つでした。
OJT研修で自社のことを少しずつ知り始めた彼らですが、同時に他の企業に目を向けることで、新しい発見が生まれ、自社について違った見方ができるようになることも期待していました。
研修はグループワーク形式で、各社混合の4グループに分かれて行いました。
課題は、「参加企業の中から2社以上をコラボレーションさせ、社会問題や暮らしの問題を解決する商品またはサービスを考える」というものです。
まずはブレインストーミングで、それぞれの会社の強みや特徴を挙げ、それらがどのような暮らしの問題や社会問題を解決しているのかを考えます。
出てきたアイデアは付箋に書いて溜めていくのですが、どこのグループも次々と意見を出し合い、机の上が付箋だらけに!
↑机の上がアイデアでいっぱいです
私もこの研修に立ち会って驚かされたのは、参加メンバー全員がすぐに打ち解け合っていたことです。この日出会ったばかりとは思えない和気あいあいとした雰囲気で、議論も非常に盛り上がっていました。
↑4グループすべてがとにかく楽しそうに議論しています
ブレインストーミングのあとは、コラボレーションする商品、サービスを考えます。
同じ暮らしに関わる企業とは言っても、各社様々なビジネスや商品などの強みを持っています。
それらをどのように掛け合わせて、新しいアイデアが生まれるのか、こちらもワクワクしながら見守りました。
↑様々なアイデアが飛び交います
意見がまとまってきたところで、プレゼンに向けて資料作りをします。
各グループが考えたアイデアを絵や図にして、いかにうまく伝えるかを考えます。
発表までのおよそ3時間の間にアイデアを出し、整理し、資料作りを行うためのタイムマネジメントも大切なポイントです。
↑どんなプレゼンをするか、みんなで話し合います
そしていよいよプレゼンです!
少し緊張しながらも、4グループそれぞれが考えた商品やサービスを熱く、堂々と語ってくれました。
↑発表する側も聞く側も目が輝いています
4グループ中3グループが発表したのは、新しいサービスでした。
主に空き家問題にフォーカスして新サービスを考えていたグループが目立ちました。
商品を売ることよりも、どのように商品を使ってもらうか、役立ててもらうかということに重点を置いていることが印象的でした。
また参加企業が商品を販売する企業ばかりの中で、商品のアイデアを発表したのが1グループだけだったことは、少し意外でした。
↑発表のあとには、たくさん質問が飛び交いました
たった1日の研修でしたが、当初の「同期を増やす」という目的は間違いなく達成されたと思います。
各々の考えをぶつけ合いながらひとつの課題に挑戦したことで、互いを理解することができたようです。研修が終わる頃には、まるで何カ月も研修をともにした同期のような雰囲気が漂っていました。
今後も交流を続け、「同期」の仲を深めてくれることを願っています。