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「サンワカンパニーデザインアワード2020」審査通過のポイントを紹介

こんにちは!広報の松本です。
今年もサンワカンパニーでは、デザインアワードを開催!家づくりに関わるプロダクトのアイデアを募集するプロダクトデザイン部門、サンワカンパニーの商品を使用した空間の事例写真を募集する施工事例部門の2部門で、皆さまからの作品を大募集しています。

そこで今回は、応募要項にもある「審査基準」に基づいて、より詳しく審査のポイントを紹介します。ぜひ作品応募のヒントにしていただき、チャレンジしていただければと思います。

プロダクトデザイン部門の審査ポイント

プロダクトデザイン部門では、テーマを「住まいの価値を見つめ直す」とし、これからの住まいに必要とされる新たな住宅設備や家具など、家づくりに関わるプロダクトのアイデアを募集しています。審査基準は、以下の4つです。

①テーマに沿っているか
②新規性と独自性があるか
③サンワカンパニーのモノづくりコンセプトに合致しているか
④現実的に商品化が可能か

それぞれの項目のポイントを、詳しく説明します。 

①テーマに沿っているか

今年のテーマは、「住まいの価値を見つめ直す」です。
これまでサンワカンパニーは、お客さまの理想の住まいを形にするべく、キッチン、洗面、バス等々、様々な住宅設備や建築資材を開発してきました。そんな中、昨今増加している在宅ワークの導入や核家族、単身世帯、DINKsなどといった家族やコミュニティの変容により、住まいのあり方が多様に変化しています。
そんな今だからこそ、住まいの価値や役割を見つめ直してみましょう。これからのくらしに求められる家づくりとは、そしてそこに必要なプロダクトとは、どんなものでしょうか。これからの住まいに必要とされる新たな住宅設備や家具など、家づくりに関わるプロダクトのアイデアをお待ちしています。

②新規性と独自性があるか

審査の中で重要な視点となるのが、この新規性と独自性です。これからのくらしを想像し、皆さま独自の発想で、それにふさわしい新たなプロダクトのアイデアを創造していただきたいと思います。

③サンワカンパニーのモノづくりコンセプトに合致しているか

当社では、「私たちが提供するのはモノではなく空間です」というコンセプトのもと、空間の中でどうあるべきかを考えた商品を企画開発しています。線や突起といったノイズとなりうる要素をできる限りそぎ落とし、余分な機能は付けない。このこだわりにより、どんな空間にも調和するミニマルデザインを生み出しています。こうしたデザインにおける考え方を反映し、空間との調和が意識された作品を期待しています。

④現実的に商品化が可能か

受賞作品は、商品化させていただく可能性があります。例えば、現在販売中のペットハウス「カサーノ」も、2017年の優秀賞作品、三浦和俊さんの「Wrought Iron House」を商品化したもので、発売以来大変ご好評いただいています。技術やコスト面で実現可能性があるか、社会的にどれほどの需要があるか、などの観点も意識したアイデアをお待ちしています。

ペットハウス「カサーノ」
2017年優秀賞受賞作品「Wrought Iron Dog House」(三浦 和俊)

また今年、審査委員長としてお迎えするのは、プロダクトデザイナーの倉本仁さんです。国内外のデザイン賞を多数受賞し、グッドデザイン賞や世界3大デザイン賞の1つiFデザイン賞の審査員を歴任するなど、世界の舞台で大活躍されています。そんな倉本さんからのコメントをご紹介します。

倉本仁さん コメント
価値とは移ろいやすいものです。主体がどこにあるか、背景の環境がどうであるかによってその物差しは大きくも小さくもなります。今回のテーマは応募者であるデザイナーが時代の空気をどのように感じ取り、そして各々の眼差しで生活をどう見つめるのかを広義的に問うものになります。視座と視点、この2つのポイントを大事にしながら個性と自由にあふれる「価値を見出す力」に出会えることを期待しています。


施工事例部門の審査ポイント

今年で5回目となる施工事例部門では、サンワカンパニーの商品を使用した空間の事例写真を募集しています。施工事例部門の審査基準は、以下の3つです。 

①サンワカンパニーの商品が活かされた空間か
②建築や施工、写真の質
③新規性と独自性があるか

特に重要なのが、「①サンワカンパニーの商品が活かされた空間か」という項目です。
例年様々なテイストの空間が受賞していますが、それぞれの空間に非常に美しく当社の商品が活かされています。使い方によって商品の表情がこんなにも変化するのかと驚かされるものばかりです。
昨年の最優秀賞受賞作品、北村直也さんの「幸田町の家」は、当社定番のオールステンレスのシステムキッチン「グラッド45」が、柔らかい木調の空間に配置された作品でした。グラッド45が空間のアクセントとして存在感を出しつつも、全体と心地よく調和しています。
今年も当社の商品が生きた新しい空間の施工事例をお待ちしています。

2019年最優秀賞受賞作品「幸田町の家」(北村直也)
審査委員長には今年も、世界的に活躍されている建築家、藤本壮介さんをお招きしています。藤本さんには、このデザインアワード立ち上げ時から、毎年審査委員長としてご参加いただいています。藤本さんからも、今年の募集に関してコメントをいただいています。
藤本壮介さん コメント
サンワカンパニーのプロダクトの魅力を一言で表すと、「力があるベーシック」。ベーシックだからこそ、使い手によって様々な変化を引き出せる。ある種、使い手の力量が問われる製品です。室内で過ごす時間が多くなった今、より多くの方がそれぞれの心地よい空間について考えているのではないでしょうか。良いプロダクトには、社会や生活を豊かなものにする力があります。デザインの可能性を改めて感じさせてくれる作品を期待しています。

そのほか、詳しい募集内容や応募方法については公式WEBサイトをご覧ください。
皆さまからのご応募を心よりお待ちしています。

過去のデザインアワード表彰式の様子

過去のブログでは、表彰式とその後の懇親会などの様子を紹介しています。ぜひご覧ください。

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