Work & People

プロジェクトストーリー04

「世界のサンワカンパニー」へ着実に前進。
国内外のブランディングプロジェクト

Profile
熊野 由洋Yoshihiro Kumano
商品部 クラスコ課 マネージャー

海外に興味があり、高校卒業後アメリカ・ニューヨークへ。現地の大学で建築を学び、帰国後も設計業務に携わるも、全く違う仕事にチャレンジしたいとサンワカンパニーへ。入社当初から「CLASCO」というコンテナサイズのモジュラー建築物の企画、開発、販売のリーダーとして活躍している。

入社以来、「CLASCO」の開発プロジェクトリーダーとして活動する傍ら、イタリア・ミラノで開催される、世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ」への出展に向けてのプロジェクトにも参画。リーダーとして15名のプロジェクトメンバーをまとめる。現在、次回のミラノサローネに向けての準備も進めている。

世界への一歩を踏み出す
大プロジェクトのリーダーに抜擢。

 入社して2年目の2016年4月。サンワカンパニーは初めて、世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ」への出展が決まった。山根社長の念願だった海外市場へのブランディングの足がかりとなるこの重要な見本市出展に向けて、プロジェクトチームが社内公募によって結成された。この時のメンバー11人。そのリーダーを任されたのが熊野だった。
 「それまでも視察として、商品部関係のスタッフはミラノサローネに見学には行っていました。その時から、いつかここに自分たちでデザインした商品を展示したい、という思いを抱いていたはずです。東京ドーム11個分もの広さの会場に、世界中から最新のデザイン性に富んだキッチンや水まわり製品、家具などのインテリアが集結。来場者はおよそ33万人に上ります。その圧倒的な規模に、この業界の人間であれば誰もが憧れるのは当然でしょう」。いつもは「見に行く」場が、「出展する」場になる。「当社の商品を見本市に出展するなら、世界最大規模の見本市でなければ意味がない」。山根社長のこの一言が、メンバーらの士気をさらに鼓舞した。

スケールの大きな仕事に驚嘆!
「世界のサンワカンパニー」を実感。

 ミラノサローネの期間中は、本会場での見本市と同時に、ミラノ市内のギャラリーやスタジオ、ショールームで「フオーリ・サローネ」と呼ばれるイベントも開催される。フオーリ・サローネへの出展は自由で、日本からも多くの企業や個人が出展している。言ってしまうと誰でも出ることが出来るのだが、一方、サンワカンパニーが初出展するのはミラノサローネの本会場であるロー・フィエラミラノ会場でのビジネスのための見本市。出展するには「出たい」という意思表明をするだけではかなわず、運営する協会の厳しい審査をクリアしなければならない。「世界中から最新のインテリアが集まるわけですから、それなりのレベルの商品が求められます。高いデザイン性はもちろんのこと、企業の哲学やデザインに対する姿勢なども審査の対象となっていると聞いています。日本の住宅設備機器のメーカーで、本会場のキッチン見本市である「EuroCucina」に出展できたのは、これまで当社を含めてわずか2社。この少なさが、出展する基準がいかに厳しいかを示していると思います」。
 出展を目指すにあたり、山根社長自ら本部の協会にアピールを行い、ミラノサローネに精通したコンサルタントにも参画してもらい適切なアドバイスを受け、審査をクリア。記念すべき第一回目の出展にして、200㎡もの広大なスペースに最新のキッチンを4台展示することになった。「展示条件として、新作であることが必須でした。この展示のために、これまでの当社のデザイン力を結集した渾身の商品を作り上げました」。

期間中、サンワカンパニーの展示会場にはたくさんのお客様が来場。世界各国の方々に強いインパクトをあたえ、海外でのビジネスチャンスに繋がりました。

初回の成功でさらにその先へ。
プロジェクトはさらに進化する。

 メンバーらは、商品、会場のブース空間のデザインの企画など、入念な準備を重ねて本番を迎えた。世界の名立たる企業のブースが並ぶ中、サンワカンパニーの名前があるということ自体、メンバーの心が震えた。「世界から注目される企業となるステージに立てたことに誇りを感じましたね」。実際、このミラノサローネ出展を機に海外企業との代理店契約の話が決まるなど、世界進出に向けて大きな一歩を踏み出した。「国内でも大きな変化がありました。インテリア関連の雑誌をはじめ、これまで掲載がなかったようなメディアで多数ご紹介いただきましたし、お付き合いのあるプロのお客様からも「すごい!」との言葉をたくさんいただきました。国内外のブランディングという当初の目標にも、一歩を踏み出せたと思います。これからも継続して出展していくことで、新しいサンワカンパニーを世界に向けて発信できると確信しています」。

この会社だからできること。
チャンスは全員に与えられる。

 ミラノサローネプロジェクトも、熊野が担当するCLASCO同様、社長に直結しているプロジェクトのため、何をするにも決断が早い。「そもそも膨大なコストのかかる見本市への出展がここまでスムーズに進むのも、社長自身の中で、サンワカンパニーの進むべき方向が明確だからだと思います。会社としてやったことがないプロジェクトに挑戦できると同時に、自身の力で新しい事業を切り開いていける今の仕事は、やりがいも大きいです。プロダクトデザインに関わっている人からすれば、ミラノサローネは夢のような舞台ですから。スケールの大きい仕事をやらせてもらっていると思います。ただ、これは私に限ったことではありません。これから入る新入社員の人にもチャンスは十分あります。やってみたいという思いと、そのための努力を惜しまないこと。これから世界に向けて大きく飛躍していく会社です。サンワカンパニーであっと驚くような経験が出来るかもしれませんよ」。

サローネに出展するにあたり、パンフレットやホームページなどの広報物も用意します。こういったものも、その年のテーマに合わせて制作しています。