Work & People

プロジェクトストーリー02

今までにない多様な用途の「空間」を提案。
今後の期待度も注目度も高いプロジェクト。

Profile
熊野 由洋Yoshihiro Kumano
商品部 クラスコ課 マネージャー

海外に興味があり、高校卒業後アメリカ・ニューヨークへ。現地の大学で建築を学び、帰国後も設計業務に携わるも、全く違う仕事にチャレンジしたいとサンワカンパニーへ。入社当初から「CLASCO」というコンテナサイズのモジュラー建築物の企画、開発、販売のリーダーとして活躍している。

入社以来、「CLASCO」の開発プロジェクトリーダーとして、開発から販売までを一貫して任される。国内外の関連する展示会に積極的に出展し、認知度を高めるとともに、サンワカンパニーらしい空間づくりに徹する。契約も少しずつ増えてきて、これからプロジェクトとしての本領を発揮することになる。

アメリカ生活を経て帰国。
サンワカンパニーのスピード感に惹かれる。

 ニューヨークの大学で建築を学び、卒業後は現地の設計事務所で住宅の設計に関わっていた。「建築を学ぶために留学したわけではありません。ただ、日本とは全く違う街並みに刺激を受け、建物に興味を持ったことがきっかけで、建築を学びました」。7年間の米国生活を経て帰国。国内でも建築設計の仕事をしていたものの、新しい分野にも挑戦してみたいと思い、転職。「設計事務所で働いていた時に付き合いがあったのが、サンワカンパニーでした。偶然の出会いがあったことと採用プロセスの速さに、スピード感のある企業文化を感じ、入社を決めました」。入社当初は建材などの商品開発を行うと思っていたが、配属は思いも寄らず、新規で立ち上がった部署だった。

苦労するのは当たり前。
それを楽しいと思えるプロジェクト。

 新規で立ち上がった部署では、「CLASCO」というモジュラー建築物の企画・開発・設計・営業と全てを任されることになる。「コンテナサイズのいわゆるプレハブですが、よく見る工事現場の仮設事務所のようなものとは異なり、サンワカンパニーが作るデザイン性の高い空間を提案。別荘やコテージなど、さまざまな用途に応用出来ることをコンセプトにしています」。もともと東日本大震災の時に、創業社長がコンテナハウスを寄贈したことが始まりで、これをアレンジ出来ないかと現社長が立ち上げたプロジェクトだった。
 ここでも視線の先は世界だった。入社して3ヶ月後、「国連防災産業展」への出展を指示される。世界に発信できるチャンスと捉えたからだ。「そこから怒涛の日々が始まりました。CLASCOの製造委託先を探すところから始め、スケジュールを組み立てる。もともとサンワカンパニーの商品は昔から知っていましたから、コンセプトも納得済み。サンワカンパニーらしいデザイン性の高い商品に仕上げることは楽しみでもありました。強いていえば、わずか3ヶ月で人に見せるものを作らなければならないという時間との闘いでしたね」。短い準備期間ではあったが、大きな反響を得ることが出来た。

コンパクトでありながらもくつろげる、スタイリッシュな住空間を実現。サンワカンパニーのミニマリズムを体現したこの商品は自由に組み合わせることで幅広い用途に対応できます。

認知されるため、次々展示会に出展。
大きな手応えを掴む。

 「出展の反響が社内で評価され、CLASCOのプロジェクトは継続が決まりました。その後、東京で開かれた『賃貸住宅フェア』にも出展。国連防災産業展に出展した商業タイプのCLASCOとは別に、ここでは住宅的な要素を濃くした住宅タイプのものを新しく開発し、内装にもこだわりました。続いて大阪、さらに台湾と次々に出展。怒涛の出展ラッシュで、今振り返ってもよくやっていたなと思います」。いずれの展示会でも評判は高かったため、実売には至らなかったものの、手応えは感じていた。そしてとうとう、この年の夏には熊本で展示品の販売が決まり、その翌年、大口案件である和歌山の宿泊施設への本格導入が決定する。
 「コストが高いとの意見を展示会でもうかがったため、できる限りコストをカット。コストとデザインのバランスを考えながら手を加え、ようやく受注に至りました。お声がけいただく機会も増え、現在も提案させていただいているところが複数あるので、確実に認知されてきたという感覚があります。1ユニットと2ユニットのそれぞれの利用価値を訴求しつつ、1ユニットではコストを出来る限り抑えて、手頃な価格で別荘が持てるというアプローチをしています。しかもCLASCOは移動可能なので、好きなところに好きな空間を移動できる、夢のような空間と聞けば、興味を持つ人も増えるはずです」。

決断の速さとフットワークのよさ。
まだまだ成長途上だからおもしろい。

 熊野を中心にゼロから立ち上げたCLASCOのプロジェクトも、今や当社を担う一事業にまで成長した。少数精鋭だが、何より仕事がやりやすいと感じるのは、社長自らが立ち上げ、直属のプロジェクトだったからだ。「やってみようと思ったことに対する行動力と、決断の速さは驚くほどです。だから仕事がどんどん進む。このフットワークのよさが、いい結果に繋がっていると思います」。3年後を目処に、CLASCOのネット通販も視野に入れている。建材を自由に選択できるようにして、パッケージ販売の形にするつもりだ。「少しずつですが、認知もされるようになり、興味を持ってくれる人も増えてきました。今後も様々な方法で世の中にアプローチしていき、浸透させていきたいと考えています。 CLASCOだけでなく、サンワカンパニー全体をさらに発展させるためにも、これから入社される皆さんの新しい発想と視点を積極的に取り入れていきたいと思っています。「なんでもやってみる」。その経験から多くを学び、多くを感じ、会社の成長と共に自分自身も成長してください。ワクワクするようなことがたくさんありますよ!」

クラスコのカタログ。この商品をもっと多くの方に知ってもらい、使っていただくために、まだまだやるべきことがたくさんあります。