Work & People

プロジェクトストーリー01

今までにないスタイリッシュな門柱を。
新分野を切り拓いた商品開発プロジェクト。

Profile
糴川 康次郎Kojiro Serikawa
商品部 企画設計課 兼 開発課マネージャー

家業は家具屋。幼い頃より家具や住宅に興味があり、大学卒業後は大手企業の建築設計部門へ就職。その後、数社を経験した後サンワカンパニーへ。商品デザインのアイデアは、日常生活の何気ないシーンから情報をインプットし、それを集めて落とし込んでいく。ひらめきより、経験を検証していくことで形にするタイプと自己分析する。

新規カテゴリーであるエクステリアの商品開発プロジェクト。
入社半年で機能性門柱の企画、開発の主担当に抜擢。
完成した商品は、世界的なデザイン賞を受賞。現在はエクステリア商品の中で一番の売上を誇る商品に成長している。

空間デザインという思想に共感。
可能性を感じて転職を決意。

 前職では、戸建住宅や分譲マンション、店舗などの建築設計を担当。大事にしていたことは、住宅設備や建材が、空間の中でどうデザインされているかということだった。しかし、当時使っていたのは大手メーカーの商品が多く、ありふれたデザインに物足りなさを感じていた。もっと空間デザインを重視したデザイン性の高いものはないのか。そんな時に出会ったのがサンワカンパニーの商品だった。「ショールームを見に行ったところ、他のメーカーとは違い、展示空間全体がデザインされていて、興味を持ちました」。それは建築設計者としての自らの思想を反映したものだった。反面、もっと良くできる部分もあり、ここなら自分の経験を活かしながら、共に成長出来るに違いない。そう感じ、入社を決意した。

新商品の開発担当に選ばれるも
新たな道を切り拓く困難に直面。

 配属先は商品部。サンワカンパニーのオリジナル商品の開発部署だ。前職とは異なる分野であったが、入社半年で新商品の主担当を任されることになった。「開発する新商品のテーマは、ポストやインターホンが一緒になった機能性門柱の開発。自らの経験から、こんな商品がほしいと提案したところ、早速採用されたのです。新人の案を採用してもらい、驚きながらも内心はとてもワクワクしていました」。当時、メンバーは3人。これまでサンワカンパニーにはなかったカテゴリーだったため、初めて手がけるカテゴリーの商品に気合いが入った。
 そんな矢先、いきなり壁にぶつかる。当時、今ほど業務フローが確立しておらず、どう進めたらいいのか戸惑ってしまったのだ。わからないのであれば、その都度先輩に聞くしかない。目の前の問題を解決することに追われ、まさに手探りでの業務となった。さらに初めての商品開発で、スケジュールの立て方もわからず、時間に追われて焦るばかり。「ただ、一生懸命やることで、社内はもちろん、製造工場も真摯に協力してくれました。自分がこうしたい!という強い気持ちと行動を見せることの大切さをこの時学びました」。

「オスポール」の提案資料。開発当初から方向性は定まっていたが、実際に形になるまでは紆余曲折がありました。

新しいトレンドをサンワカンパニーから!
スピード感で差別化を図る。

 こうして、苦労を重ねて完成した商品は≪オスポール≫と名付けられた。商品が世に出る喜びを味わったことに加え、なんと世界3大デザイン賞のひとつである「iFデザイン賞」を受賞したのだ。「初めて手がけた商品が、まさか世界で認められるとは!信じられませんでしたが、これもサンワカンパニーだからできたことです。大きな自信にもなりましたし、次へのモチベーションにも繋がりました」。エクステリアという、今までサンワカンパニーになかった新カテゴリーが幸先のいいスタートを切ることができ会社の期待も高まっている。「キッチンなど、当社の主力商品と比較するとまだまだ小さな売上ですが、確実に伸びています。新しいお客様を誘引する商品とするべく、さらに力を入れていきたいと思っています。また、当社は非常に短いスパンで新商品を発表しており、このスピード感が他社との差別化になっています。よく取引先からは、サンワカンパニーのスピードについていくのが大変と言われますから。サンワカンパニーからトレンドを作っていくためにも、このスピード感は重要なポイントなのです」。

湧き出るアイデアを形にして、
世界に向けて発信し続けていく。

 スピーディに新商品を開発し続けなければならない。生みの苦しみはないのかを聞いてみた。「それがあまりないんです。今後、家一軒まるごとサンワカンパニーの商品で構成したいと思っており、その時に何が足りないかを考えると、アイデアはどんどん出てきます」。実際、ミラノサローネ国際家具見本市のような世界的な展示会に出展し始めたことなどから、サンワカンパニーの商品は海外からも注目され始めている。「我々の商品の軸は日本の文化です。こうした商品が文化を越えて認められると思うと、もっといいものを作りたいという思いが強くなります。幸いにも、住宅設備や建築資材の業界で、世界的に著名なデザイナーはほとんどいません。だからこそトップ企業になる可能性があるのです。世界的に絶対的な立場になる。それが今の私たちに課せられた使命だと思っています。そのためにも必要なのは人材の質です。これから新たに仲間となる方は、スピード感と行動力が必要ですし、市場に商品を投入するという出口まで考えて、責任を持って最後までやり遂げられる粘り強い人がいいですね。教えられる前にまず自分から動く人なら、当社での仕事から得るものは大きいと思います。まだまだこれからの企業です。きっと面白いことが出来ると思いますよ」。

自分で手掛けた商品は子どものようなもの。どれも思い入れは深いですが、デザイン賞を受賞できた時はさらに愛着がわきます。