社長のお客様訪問記Vol.06 ~岡山・土居様/久成様~

こんにちは!広報の松本です。

今回、社長の山根が訪問したのは、岡山県の土居様邸。お子様が2人の4人暮らしです。

実はこのお家、昨年「サンワカンパニーデザインアワード2018」の施工事例コンテストで準優秀賞を受賞された作品なんです!

今回は施主である土居様と、設計されたEN.Architecture+Designの久成様との3者対談が実現しました。

 

 

 

「新たな希望を見出すことができました」

 

山根:私はサンワカンパニーアワードの最終審査をしていますが、そのときからこのお家のタイトル「Project6663-6『Hope』」の意味が気になっていました。どういう意味なんでしょうか?

 

久成:「6663-6」という数字は実は番地なんです。「岡山01」みたいに地名と数字をタイトルにしているのをよく見かけますが、なんとなくその土地に住んでいる人に失礼な気がして。その土地にあるのは私が設計した建物だけではありませんから、私の場合は番地とニックネームのセットにしています。今回のニックネーム「Hope」は、ご家族のこれからの希望という意味と、施主様である土居様の家づくりの道のりを踏まえて名付けました。

左から:土居様(施主)、久成様(設計)、山根(サンワカンパニー社長)

 

 

山根:と言うと、家づくりの道のりで何か物語があったのでしょうか?

 

土居:そうですね。もともとは、他の設計事務所で検討していたんです。というのも、鉄筋コンクリート造の家を1500万円で建てられると聞いたからで、大きな期待を膨らませていました。ところがいざ話を詰め、要望を伝えていくとやっぱりそんな価格ではできないということが分かり、意気消沈しました。そんなとき、私が学生時代建築を教わっていた久成先生を頼ったんです。久成先生は、私たちの要望も聞きながら実現できるアイデアをいろいろ考えてくださって、また新たな希望を見出すことができました。

 

久成:ここの土地はひな壇状の変形地なので、2階を入り口にするなどいろんな可能性があり、設計者の目線で見るとヨダレが出るくらい楽しい土地です。ただ予算の都合もあるので、コスパを意識して、いかにご家族の理想に近付けていくかを考えました。

 

山根:そんな中で、サンワカンパニーの商品をたくさん使っていただいたのはとても光栄です。選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

久成:ほとんど私の推薦です。私は他の建築でもいつもサンワカンパニーさんを提案していて、たくさん使っていますよ。デザイン性が高いのに、価格は抑えられる。とにかくコスパが良いですよね。

 

土居:特にキッチンは、もともとオールステンレスに憧れがありました。他メーカーでは華美なものや高価なものが多い中、サンワカンパニーさんの《グラッド45》を紹介されました。僕が思い描いていたシンプルなステンレスキッチンで、価格も手ごろだったので、とても気に入ったのですが、ステンレスはどうしてもキズや汚れが目立つということが気になり、諦めて別のキッチンを検討していました。そんなタイミングで、《グラッド45》のバイブレーション加工が新しく発売されたんです!これならキズや汚れも目立ちにくいということで、即決しました。

LDK。システムキッチン《グラッド45》をアイランド型で採用いただいています。

 

 

山根:ありがとうございます!《グラッド45》のバイブレーション加工は、たくさんのお客様からの要望で実現したものなので、実際にご購入いただいた方のお話を聞くことができて嬉しいです。逆に、もっとこうしてほしいと思う所はありますか?

 

土居:シンクに洗剤置き場が欲しいです。調理スペースとは別に、シンクの中に1段置き場があるだけで、とても便利だと思います。

 

久成:たしかに、洗剤置き場が欲しいという声はよく聞きます。ただ私はあまり賛成できません。細かいものが付くほど、汚れが溜まりやすくなるので。

 

山根:なるほど。一見便利でも、使ってみると汚れなどの問題が発生するということはよくあります。手入れに負担がかからずに、使い勝手が良い設備や機能を考える必要がありそうですね。

 

 

 

「カーテンがいらない家」

 

山根:家の中で特にお気に入りの場所はどこですか?

 

土居:やはり、家族がいつも集まるLDKです。全員が、家にいるほとんどの時間をここで過ごしています。

 

山根:非常に解放感のあるLDKですよね。デッキ部分につながる大きな窓が印象的です。設計する上でそういった狙いがあったのでしょうか。

 

久成:私は、「シンプルでありながらプライベートがしっかりと守られていること」を設計のコンセプトとしています。だから基本的に、どの家の窓もカーテンがいらないんです。カーテンが無くても外からは中の様子が見えない造りにしているので、解放感がありつつもプライバシーを守るという家としての機能をしっかりと果たします。

リビングから広々としたデッキにつながります。

 

 

土居:暖かくなったら、友人を呼んでデッキで焼き鳥なんかをしたいです。アウトドアが好きなので、お気に入りのアウトドアグッズを置くのも良いですね。

 

久成:それも素敵ですが、私のおすすめは置き畳を敷き、その上にちゃぶ台を置いてくつろぐことです。これがデッキの使い方として最高の贅沢だと思いますよ。

 

山根:デッキの上に畳というのは斬新ですが、青空の下で足を伸ばして家族団らんというのは、気持ち良さそうですね。外から見えない設計をされているからこそ、畳の上で胡坐をかいたり、寝転がったり、安心してくつろげるというわけですね。

ほかに久成様が、家を設計される中でこだわってらっしゃるポイントはありますか?

 

久成:玄関ドアは別ですが、扉は開けて生活するのをおすすめしています。欧米の文化なのか、今の日本はやたらとドアがあって、中途半端に開けていると見苦しいから仕方なく閉めるんだと思います。だから私の建築はドアではなく引き戸を使います。無理に閉めるのではなく、必要なときだけ閉めればいいと考えています

 

 

「住みながら家を育ててほしいので、できるだけシンプルに」

 

山根:お家を拝見していると、細部まで徹底的にシンプルさを追求されているのが分かります。エアコンも壁に埋め込むタイプのものを使われていて、壁面に無駄な出っ張りが一切ないですね。

 

久成:インターホンやスイッチも、壁から出ないようにくぼみを作って埋めています。美しく収まるように壁をくり抜く最適なサイズを考える必要がありますが、このひと手間で印象は大きく変わりますし、人がぶつかることも少なくなります。

一般の方には気付かれにくい所かもしれませんが、巾木はうるさくなるので付けていません。

電気のスイッチもくぼみに埋め込まれています。

 

 

山根:本当ですね。巾木が無いと、すっきりした印象になってかっこいいです。実は先日アメリカで一般住宅の視察をしたのですが、巾木の高さが日本の倍くらいある家が多かったです。というのもアメリカの住宅は大半が装飾的なクラシック調で、巾木がないと逆に貧相だそうです。モダン建築とは真逆の考え方ですね。アメリカでモダン住宅は10~15%くらいだそうですよ。

久成:そうですよね。アメリカでモダンな家というと、かなりの豪邸なことが多いです。お客様にそのインスタグラム画像を見ながら、「こんなのにしてください」と言われて困ることがよくあります(笑)。予算内でそれに近付くよう工夫しますけどね。私は、住みながら家を育ててほしいので、できるだけシンプルであるべきだと考えています。その時々のライフスタイルや趣味趣向によって、振れ幅が大きい方がいいと思うんです。

 

山根:それは私たちの商品作りにも通じるところがあります。住宅設備機器や建築資材は消費サイクルが長いからこそ、いつまでも飽きのこないシンプルなものである方がいいと思います。自分がそのときに好きな家具や雑貨と合わせやすいからです。

土居様は、今後このお家をどのように変えていきたいとお考えですか?

 

土居:子供が2人いるので、将来的には2階の子供部屋を2つに分けたいです。また子供たちが巣立ったあとは、2階を取り払って平屋にするのもいいかなと思っています。

 

山根:なるほど。これからご家族がどのような家に育てていかれるのか、とても楽しみです。まさに希望があふれるお家ですね。

土居様、久成様、本日はどうもありがとうございました。

 

訪問の際は、ご家族全員で迎えてくださいました!

 

 

以上、山根のお客様訪問でした!

もともと先生と教え子というご関係もあり、施主の土居様と設計の久成様との信頼関係が深く、お互いをよく理解して家づくりを進められたようです。その分、ご家族の理想のお家がしっかりと実現しているということが感じ取れました。

 

久成様が受賞された「サンワカンパニーデザインアワード2018」については、こちらをご覧ください。

記事をシェアする